common diseaseよくある耳科疾患について

耳血腫ってどんな病気?

Treatment for ear disease

耳血腫は耳介の皮膚の下に血液が貯留した状態です。耳介は皮膚-軟骨-皮膚と3層構造になっており、軟骨の中に血液が溜まるパターンと軟骨と皮膚の間に血液が溜まるパターンがあります。 耳血腫は片方の耳にだけできることもあれば、両方の耳に同時にできることもあります。どちらの場合でも突然発生し、不快感によって頭を振ったり首を傾けたりする様子が見られます。また血液が溜まっているため、耳介が垂れてくることがあります。

耳血腫の原因

現時点で耳血腫の原因は特定されておりません。犬や猫においては自分で耳を掻くことによる刺激が影響しているのかもと言われています。

耳血腫の検査方法

耳血腫は特徴的な見た目をしているため、外観でほぼ診断が可能です。ただし、感染や異物による腫脹の可能性もあるため、その点は注意が必要です。確定診断には腫れている部分に針を刺して、溜まっている液体を検査します。

耳血腫の治療方法

耳血腫の治療には内科治療と外科治療があります。 内科治療は注射針で耳介に溜まった血液を抜き取り、そこにステロイドの注射液を入れて炎症を抑えるようにします。またステロイドの他にインターフェロンと言われる免疫調整薬を用いることでより効果が高かったとする報告もあります。 外科治療は耳介の皮膚に小型の円形穴を多数作成し、そこから排液させるようにします。穴は自然に修復し、閉じていきます。 これらの内科治療と外科治療を1ヶ月後の再発率で比較した場合、内科治療33%に対して外科治療は4%という報告があり、外科治療の方が一度の処置で完治まで持っていける確率が高いです。

症例紹介

Case study

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